Map Camera Photo Contest 30th

結果発表

総評

マップカメラは2024年8月13日で創業30周年を迎えることができました。フィルムからデジタルへ、一眼レフからミラーレスカメラへ。30年間時代の変化と共に多くのお客様に支えられてきた日頃のご愛顧に感謝の気持ちを込めた特別なフォトコンテストの応募総数は「30,260枚」となり、話題の新製品で撮影された作品をはじめ、ネイチャーフォトや動体、人物やモノクロ/スナップまで幅広く見応えのある素晴らしい作品の数々をご投稿いただく事ができました。1枚1枚の作品を拝見させていただき、審査員一同が感じたことは撮影者が愛機、そして被写体と真剣に向き合い、その一瞬を「夢中」で撮影されていること。撮影の愉しさ、機材と向き合う愉しさ、被写体と向き合う愉しさを全身で感じることのできる素晴らしい作品の数々が入選となりました。ぜひご覧ください。

受賞作品紹介

新製品賞グランプリ

新製品部門 グランプリ「撮影隊」
ゆう さん

飛行機・車・電車など特定ジャンルの写真撮影は主役の被写体に意識が集中しがちですが、一歩引いた目線で「これも面白い」と気付いた感性が素晴らしいと思います。写真には著名な巨匠のお手本や撮影テクニックのセオリーがあり、その中で練度を高めていく方法もありますが、オリジナリティや表現で言えばもっと自由で良いと思っています。本作品は構図の面白さに加え、飛行機撮影の現場の空気や物語を感じるような余韻がありました。使用された記事がZ8と20mm単焦点ということで、その特徴を活かしたとても印象的な一枚です。

新製品賞準グランプリ

新製品部門 準グランプリ
「hairstyle」
えふ5.6 さん

まず目につくのが、タイトルにもあるアルパカの「hairstyle」。伸びた毛とパーマがかかったかのような髪形で、目が隠れているように見えます。上から指す光や少し開いた口とも相まって、かわいらしいアルパカのイメージとは異なる、威圧感のようなものを覚えます。 モノクロームの表現では光と影を巧みに捉える必要があります。その意味で本作品は、被写体と表現手法が上手に組み合わさっており、神秘的な印象も受けます。 Nikon ZfにNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを装着して撮影された本作品は、定評あるZfのモノクロームの表現と、小型軽量で高性能なズームレンズの機動性が活かされたものと言えるでしょう。

スナップ/モノクロ部門グランプリ

スナップ/モノクロ部門 グランプリ「阿修羅腺腔」
YASU さん

モノクロ作品だから映える、構図とスローシャッターでの残像が面白いです。画面をカットするように走るエスカレータと床面を多くとることで、直線が強調された画面と立ち止まっている女性と「静」の空間の中でスローシャッターで残像を残すことで不思議な生物がいるような奇妙さが目を惹きました。 キャプションを拝見して「深夜の駅」という異界めいた空間が効いていると感じました。モノクロでの構図とシャッタースピードでのブレとカメラの特性を生かした面白い作品だと思います。

スナップ/モノクロ賞グランプリ

スナップ/モノクロ部門 準グランプリ
「不自由な翼」
M さん

多くの作品の中から目に留まった一枚です。おそらく複数枚の写真を重ねて作成した作品かと思いますが、空に向かって飛ぶシルエットと羽のイメージ、そして逆光と海面の光など、コンセプトと完成度の高さが光ったモノクロ作品です。視点や構図にもこだわりが感じられ、写真だからこそ表現できる面白さを感じました。コラージュのように要素が増えるほど纏め上げるのには作者の技量が必要となりますが、流石と思える刺激的な一枚です。

人物部門グランプリ

人物部門 グランプリ「金色のミモザ」
はづき さん

「金色のミモザ」と題された本作品ですが、ミモザの花言葉のひとつに「優雅」という言葉があります。鮮やかでどこか遠い記憶のような雰囲気。そして春を感じさせる優しい光がゆらゆらと光輝くワンシーンがとても印象的な1枚。 そんな春の光景に優しい眼差しを向けるひとりの女性。ミモザとポージングが絶妙で優雅さと透明感、そして何かを訴えかける女性の眼差しが1枚の作品に凝縮された魅力あふれる作品です。

人物部門準グランプリ

人物部門 準グランプリ
「shadow」
Lib さん

「shadow」と題された本作品。その名のとおり影が効果的に使用され、印象的な作品に仕上がっています。 画面全体を覆う黒に対する、唇の赤。光の当て方も含めてレベルが高い作品です。α7R Vの高い解像感が本作品には合っているように思えます。 特徴的なのが、目から上はどうなっているのか、謎めいた彼女はいま何を思っているのか、という見る者の想像力を刺激する手法です。一枚の写真が持つ力を感じてしまいます。

動体部門グランプリ

動体部門 グランプリ「真夏の突破」
kenek321 さん

「顔面の迫力」に目を奪われた作品です。 突破する選手の力のこもった気迫の顔と追いすがる選手の苦痛に歪む顔がばっちりと撮影されています。思わず一歩後ろに引いてしまうような気迫を感じました。 ラグビーの醍醐味的なぶつかり合いの決定的瞬間を構図としても完璧にとらえています。動体を撮影する際は次の動きや状況をある程度予想していないとフレームにとらえることも難しいので撮影者の方はラグビーを好きでよくご覧になっているのかなと思います。 Z9と500㎜と納得の機材ですが、簡単に取れる写真ではないので感服いたしました。

動体部門準グランプリ

動体部門 準グランプリ
「DIVE GREEN」
巻貝 さん

疾走感と色遣いが心地よく、いつまでも見ていられる作品です。 作者のコメントによると、鈴鹿8H耐久ロードレースにてバックストレートで加速するバイクを撮影されたとのことです。「DIVE GREEN」のタイトルどおり、緑色の場所に飛び込んでいく一瞬を見事に捉えています。 明るくて白い安心した世界から、少し暗い緑の世界に向かって勇気を出して駆け抜ける。サーキットで撮影されたとは思えない、そんな世界観が詰まっているようにも感じました。 流し撮りのテクニック、少し斜めにした構図、緑色のものを効果的に取り込んだ手法など技術力も申し分ない作品です。

ネイチャー部門グランプリ

ネイチャー部門 グランプリ「紋章の如き背中、カワセミの飛翔」
Kay さん

野鳥作品を撮影される方なら被写体として選ぶことも多い「カワセミ」。枝にとまったシーンや、魚を捉えるシーンが多い中で、動きのはやい「カワセミの背中」を瞬時に超望遠単焦点レンズで撮影された本作品に審査員一同あまりの美しさに感動を覚えました。 一体どのように撮影したのでしょう。鋭いくちばしと大きく広げた羽根は可愛らしいカワセミとは違い、自然界で強く生き抜く感動的なワンシーンとして捉えられた作品に仕上がっています。

ネイチャー部門準グランプリ

ネイチャー部門 準グランプリ
「Silver path」
Takuya yabusaki さん

まるでネイチャー専門誌に登場するような迫力のある一枚。この写真を見たとき「これは撮れない」と思ったのと同時に、国内で撮られた写真ということに驚きました。イワシの群れの中を一匹のサメが狙っている状況は偶然かもしれませんが、写真作品における偶然は撮影者の実力の一部だと思っています。水中撮影という難しい状況の中、遠くが見えないほど続く魚群とサメの位置、そして逃げ惑う魚達など一枚の中にドラマが詰め込まれています。よくこの構図で撮影できたと思える高い技術を感じた一枚です。

選べるグランプリ
賞品のご紹介

大人気のカメラを1台お選びいただけます。
※受賞後の在庫状況によってお待ち頂く場合がございます。
EOS R8 RF24-50mm IS STM レンズキット
Canon EOS R8 RF24-50mm IS STM レンズキット
Z f Z 40mm F2(Special Edition)レンズキット
Z f Z 40mm F2(Special Edition)レンズキット
α7C II ズームレンズキット
SONY α7C II ズームレンズキット

FUJIFILM X100VI 各色
FUJIFILM X100VI
OM-1 Mark II 12-45mm F4.0 PRO キット
OM SYSTEM OM-1 Mark II 12-45mm F4.0 PRO キット
K-3 Mark III 20-40 Limited レンズキット
PENTAX K-3 Mark III 20-40 Limited レンズキット
fp & Contemporary 45mm F2.8 DG DN キット
SIGMA fp & Contemporary 45mm F2.8 DG DN キット


LUMIX S9 標準ズームレンズキット DC-S5M2XW
Panasonic LUMIX S9 標準ズームレンズキット
・受賞のご連絡はご登録のメールに送付致します。
・受賞後の在庫状況によってお選び頂いたカメラのお届けをお待ち頂く場合がございます。
・発送手続きにはシュッピンアカウント登録が必要となります。
・受賞のご連絡に返答期限が記載されております。期限を過ぎてご連絡がない場合は、賞品のご送付を見送らせて頂きます。ご了承ください。

審査員紹介

2006年入社。商品の仕入れやオリジナル商品の企画などに携わっている。好きな写真家はクーデルカ、 アーウィットなど。過去にグループ展や個展を数回経験。現在愛用しているカメラはLeica Q2。 休日は常にカメラを持ち歩き、子供を中心に撮影。写真集も趣味としてコレクションしている。
プロフィール写真
審査員
Y・K
2015年入社。中古商品のお買取や商品化に携わっている。好きな写真家は赤山シュウ氏。高校、大学は写真部で活動。数年前まではNikon D4やD5で作品作りに励んでいたが、子どもが生まれてからは軽量化を図り、今はZ 7やZ fで家族の写真を撮っている。ニコンクイズグランプリの優勝歴あり。
プロフィール写真
審査員
H・T
2007年入社。店舗・WEB・EP・SNSやStockShotの運営に携わる。好きな写真家は鬼海弘雄氏。家族で所有していたFUJIFILM TIARAで写真の愉しさに目覚め、13歳の時にNikon FM10を購入。FUJIFILM、Leicaを中心に様々なカメラを乗り継ぎ、スナップや祭り、自動車の撮影を主に愉しんでいる。
プロフィール写真
審査員
R・Y
2011年入社。フォトプレビューサイト『KASYAPA』の撮影・運営に10年以上携わり、新製品やライカ製品などの執筆したレポート記事数は400を超える。現在はYouTubeチャンネルの運営・出演を担当。過去に第37回 日本写真家協会JPS展 入選、その他複数のフォトコンテストで入選経験あり。
プロフィール写真
審査員
Y・H

募集要項

コンテスト名 MapCamera PHOTO CONTEST
受付期間 2024/7/5(金)~10/13(日)結果発表!
部門別 受付期間 新製品賞:2024/7/5(金)~10/13(日)
スナップ・モノクロ部門:2024/7/5(金)~8/11(日)
人物部門:2024/7/15(月)~9/1(日)
動体部門:2024/8/2(金)~9/15(日)
ネイチャー部門:2024/8/13(火)~10/6(日)
⇒部門賞詳細はこちら
参加方法 無料会員登録後、 EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.comトップページから写真投稿(アップロード→写真編集)してください。
ご投稿だけでご参加となります。
参加条件 ご参加には会員登録が必要です。会員登録はトップページ上部よりお手続きができます。参加枚数に制限はありません。複数写真での参加が可能です。2023年7月から2024年10月13日までの期間にカメラ(フィルムカメラを含む・スマートフォンは除く)で撮影された作品が審査対象となります。
受賞発表の際に EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com上に写真が投稿されている作品が受賞の対象となります。
審査方法 全投稿作品からマップカメラスタッフが選考を行い、受賞作品を決定致します。
賞・賞品 各部門 グランプリ:1作品に「選べるカメラ」(計5作品) ⇒賞品リストはこちら
各部門 準グランプリ:1作品に30,000ポイント(計5作品)
結果発表 受賞発表は、 EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com 公式XFacebookInstagramと、当ページで2025年1月頃行う予定です。

・受賞のご連絡はご登録のメールに送付致します。
・受賞後の在庫状況によってお選び頂いたカメラのお届けをお待ち頂く場合がございます。
・発送手続きにはシュッピンアカウント登録が必要となります。
・受賞のご連絡に返答期限が記載されております。期限を過ぎてご連絡がない場合は、賞品のご送付を見送らせて頂きます。ご了承ください。
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受賞者様への連絡について

受賞者様にメールでお知らせ致します。シュッピンポイントの付与に一週間程度時間を頂く場合が ございます。ご了承ください。 ※ポイントの付与には、シュッピン会員登録が必要です。ご登録確認が一定期間取れない場合は無効となります。ご了承ください。

参加規約について

EVERYBODY×
PHOTOGRAPHER.comサイト利用規約に準じます。 エントリー作品につきまして、EVERYBODY×
PHOTOGRAPHER.com利用規約第5条に則り本サイト コンテンツページなどへの二次利用がある場合がございます。

コンテストについて

参加者に予告なしに応募期間や賞品内容の変更をする場合がございます。あらかじめご了承ください。

主催:シュッピン株式会社

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